⑨人生計画に役立つ7つの質問
これは私が10代の頃、偶然ラジオで聞いた話。
人生の途中で聞かれる【7つの質問】
10代 あなたは何がしたいですか
20代 あなたは何をしてますか
30代 あなたは何ができますか
40代 あなたは自分の顔に自信を持てますか
50代 あなたは何を与えることができますか
60代 あなたは幸せですか
70代 あなたの感謝はどこにありますか
なぜか当時この話がとても印象的で、私の人生における指標になりました。
今でも節目には必ず思い出して確認しています。
人生のチェックポイントのようなものですね。
長い人生の道のりを歩んでいく上で、地図に目印となる旗を立てていく。
今回はそんなお話。
あなたは何がしたいですか?
まず最初のチェックポイントで聞かれる質問です。
【何がしたい?】
10代を終えるまでに、この質問に答えられる自分になろう、ということです。
そんなに難しく考える必要はありません。
生涯を通じてやりたいことを見つけなさいとか、なりたい職業を選ぶとか、そういうことではないです。
自分はどんなことに喜びを感じるのかや、どんな大人に憧れを感じるのかなど。
【好きを見つける】
これが10代の目標です。
体を動かすこと、勉強すること、歌うこと。
人と話すこと、1人でいろいろと考えることなど。
具体的な何かでなくても、漠然とした願望が自分の中にあればそれで良いと思います。
10代は多感な時期で刺激や誘惑も多い。
周りの環境に流されやすい時でもありますが、しっかりと自分を見つめる時間をとってほしいです。
【自分は何がしたい?】
これを常に考えながら10代を過ごしていくことで、まずは人生の土台ができあがっていくのではないでしょうか。
あなたは何をしていますか?
20代はとにかく行動です。
【何をしていますか?】
これは結果よりも経験が大事だということ。
20代を通して成功や失敗の数を問われるわけではありません。
常に現在進行形で、
今自分は【何をしているのか?】
これに答えられる自分でいたいのです。
これは簡単そうで意外と奥が深いです。
単純にいまやっていることを答えるだけの人。
先を見通し、何のために今これを行っているのかを明確に答えられる人。
人によって答え方に差がつく時期でもあります。
日々の行動に目標や目的を持っている人ほど、すぐに答えることができます。
逆になんとなく毎日を過ごしているだけでは、言葉に詰まる時もあるでしょう。
【20代をどう過ごすか】
ここでの経験でこの先の方向性が固まっていくのではないでしょうか。
とにかくいろいろなことを試して自分にしっくりくることを見つけてほしいです。
あなたは何ができますか?
30代ともなると、世間からの見方も変わってきます。
例えば就職の面接が良い例です。
20代と30代では求められることが違いますよね?
企業としては即戦力が欲しい。
つまり、まずスキルを問われます。
【君は何ができる人なの?】
この質問にすぐ答えられる自分でいなければならないのです。
できればより具体的な方が良い。
例えば【ギターが弾ける】とか漠然としたものでなく、この曲ならいますぐ披露できるとか。
【物作りが得意】なら、こんなものを作りましたと具体例を挙げるとか。
他人に示せる能力を確立すること。
これが30代での目標です。
要は結果が求められるようになってくる時期ということですね。
このことを意識して20代を過ごしてきた人であれば、自然と答えられる質問ではあります。
しかし、人に示せるスキルというのは簡単には身につきません。
20代で何も得られなかったなら、この30代がラストチャンスと捉え、必死に何かを習得したい。
必要に応じて資格の取得や、セミナーなどの参加も積極的に行うと良いかなと思います。
あなたは自分の顔に自信を持てますか?
何ですかこの質問は。
私はまだ30代なのでこの段階ではありませんが、そろそろこの質問を見据えた準備をしなければいけません。
しかしここにきて、急にざっくりとした質問です。
この質問の意味を私なりに考えてみました。
【自分の顔】というのは、自分で選べませんよね。
少なくとも、産まれるときに選んだ記憶はない。
また、親や幼児期の環境もそうです。
でも、40年以上も【自分の顔】と暮らしているのなら。
もうそれは【本当に自分の顔】なんです。
自分が選んだ【自分の顔】
わかりやすい例だと、40年間怒ってばかりの人と、いつも笑顔を絶やさなかった人。
例え2人が双子だったとしても、40代になる頃にはきっとまるで別人の表情だと思いませんか?
それは全て自分の生き方、考え方によるもの。
つまり、40代は自分の人生に自信と責任を持てるかどうかを問われるのです。
40代にもなって、自分はこんな顔だからとか、生まれ持った才能がないからとか、貧しい家庭に育ったからだとか。
そんなことは全て言い訳。
どんな環境でも、成り上がる人はいる。
自分の選んだ職業、環境、家庭、友人関係、収入、趣味。全てに自信と責任を持てる自分でいたい。
そういうことではないでしょうか。
私はこのような40代を迎えるためにいま努力しています。
あなたは何を与えることができますか?
自分を確立した後、次の段階で問われるのはやはり、他者への貢献です。
誰かのために自分は何ができるのか。
これを真剣に考える時期が50代。
どんな大富豪も最後に行き着くのは社会貢献だと言われてます。
もう働く必要がないくらい資産があっても新たなビジネスを始めるのは、他者への貢献こそが人間の最大の幸せだということの証明ではないかと思うのです。
私もいずれは、自分の好きや得意なことを活かして、子供達の教育に関わる活動をしていきたいと考えています!
あなたは幸せですか?
ずいぶん直球な質問ですよね。
ここにきて、これかという。
自己実現、社会貢献、それらを通して何を感じるのか。
もうこれは想像もつきません。
若くして成功した人が、年老いてから燃え尽きたような生活を送っている人も多くいます。
だからこそここで、改めて問われるのかもしれません。
自分は今、幸せなのか。
個人的には、60代でもいろんな場所に旅行へ行ったり、新しいことを始めてみたりなど、もう歳だからといろいろな制限を自分にかけずに人生を楽しみまくっていたらいいなと思っています。
そんな時。
幸せとは。なんて聞かれたら自分はなんて答えるんでしょうか。
きっと正解なんてないんでしょう。
この質問に笑って答えられる。
そんな60代を過ごせたらいいなと思います。
あなたの感謝はどこにありますか?
70代ともなると、ずいぶん哲学的な問いかけですよね。
【感謝】
これが人生の究極地点なのでしょうか。
まだ30代の私には何もわかりません。
70代になった私は、何に対して感謝の気持ちを持つのでしょう。
とても楽しみではあります。
いまは漠然とした理解でしかないですが。
私が人生を終える時、何に対してありがとうと言いたいのか。
それを考えると。
私が今、大事にすべきものが見えてくる気がします。
これが最後の質問だとしたら。
今からでも考え始めることに意味があるのではと思うのです。
終わりに
私の人生の指標とも言える、7つの質問。
ここで大切なのは、常に10年後を見据える生き方をするということ。
次に問われることがあらかじめわかっているのなら、今からそれの答えを探し始める。
行き当たりばったりの答えでは面白くない。
どうせなら、びっくりするような答えを用意してやろう。
そのくらいでいた方が人生は面白い。
これらの質問に対する答え方でそれぞれの人生が決まるのです。
正解も不正解もない。
人生は自由であるがゆえに面白い。
いつかこんなことを偉そうに子供に語るとき。
説得力のあるような人生を送る父親でいなければと切実に思うのであります。