好きを仕事に。起業を決意した理由と子供の笑顔が教えてくれたこと。
こどもが笑うをテーマに記事を発信してます!コワラです。
だからcowalaね。
今回は私が起業を決意した理由を書いていきたいと思います。
独立なんてありえない、安定思考だった私がなぜ起業しようと思ったのか。
これを読んで、cowalaの商品に興味を持ってくれた方に、私がどんな想いで起業したのかを知ってもらいたい。
また、「自分の好きはなんだろう?」と少しでも考えるきっかけにしていただけたら嬉しいです。
起業はこどもの笑顔につながることなんです!
長い自己紹介…。
大工10年の経験から得たもの
私は10年ほど、大工として働いてきました。
職人の世界は大変厳しく、そこに身をおくことでしか味わえない喜びや辛さがあります。
「自分で考え、行動する」
この点において、職人の右にでるものはいないんじゃないでしょうか。
無人島でも生きていけそう。
ゼロから何かを生み出す知恵と行動力。
そういう大人はやっぱり格好いいのです。
この時に学んだ、技術、知識、考え方
今でもとても役立っています。
私は、たくさんのご縁とご協力のもと、34歳の時に自分で自宅を建てるという目標を叶えさせてもらいました。
会社員だったのですが、約一年間ほぼ休職扱いにさせてもらい、自宅の見積もりから設計、監督、施工。勉強も兼ねて全て任せてもらえたのです。
さらに、現代の住宅ではほぼプレカット工法(工場生産のプラモデルみたいな感じ)が主流ですが、私は親方のすすめもあり、昔ながらの手刻みを選択。
時間もお金もプレカットより多くかかります。
場所や道具の問題もあります。
学ぶ機会もほとんどなかった為、知識や経験もたりない。
無謀だったと思います。
でも一年かけて自宅が完成したときの喜びと達成感は、生涯忘れることのない財産となりました。
とても一人では無理です。人に頼るのが苦手な私も変わらずにはいられなかった。
ほんとうに感謝しています。
息子の誕生と転職
そしてさらに、同年に待望の第一子を授かることができました。
この年は本当に濃い一年でした。
自分のことに必死すぎて妊娠中の妻に寄り添ってあげられなかったこと、今でも後悔してます。
ごめんね。
反省しなさい。
人生に一区切りがつき、新たなステージにさしかかったことで将来のことを真剣に考えることが増えました。
年齢やタイミング的にもそろそろ独立か、という雰囲気。周りからも仕事のお誘いがいくつかありました。
しかし、どうしても自分には大工で独立してやっていくというイメージができなかったのです。
仕事が嫌いというわけではありません。
でも特別好きとも思えなかった。
何をいまさら。と思われるかもしれませんが、独立を真剣に考えるとき、一番重要なのはその仕事を好きでいられるかなんです。
もの作りは楽しい、でも大工じゃない。10年やって気づきました。
じゃあ何がやりたいの?と自分に問いても、答えはわかりません。
子供が産まれ、これからお金が必要になってくるのにそんなこと言ってる場合じゃないのもわかっています。
でも自分の進む道がこれじゃないと気付いたうえで、これ以上大工を続けるのは嫌でした。
当時の私は
独立=収入不安定、責任感増、休みなし
というイメージ。
やりたい仕事がないなら、家庭、趣味を大切にして生きればいい。
仕事は最低限の生活費を稼ぐためとわりきることにしました。
そうして転職を決意。
周りの人たちからは、かなり反対されましたね。
「もったいない」とか「後悔するぞ」とか。
でも自分が決めたことなので気持ちが揺らぐことはなかったです。
これからは家族の時間を重視したいと考え、給料は下がるが休みが多く、前から興味もあった家具の製作所で働くことにしました。
給料下がるんかい。
妻には頭があがりません。
新たな職場と育児
新築、新たな職場、そして育児。
今までの生活が一変しました。
平凡ですが、自分らしい幸せを手に入れ、これからは家族を大事に穏やかな暮らしをしていこう。そんなふうに思っていました。
でも現実はそんなに甘くはありません。
特に育児!
もともと子供は好きでしたが、自分のこどもは格別に可愛い
めちゃくちゃ可愛い
二回言ったね。
が、同時に育児の苦労も格別。
親になって、自分の親に感謝することも増えました。
小さな子供を育てるってほんとに大変です。
よく専業主婦は家事も育児も全部やって当たり前なんていう人いますが、育児は大人二人がかりでちょうどいいくらいではないでしょうか。
我が家は夫婦共働き。
私の稼ぎだけでは厳しいので妻もフルタイムで働いてもらっています…
家族の時間が多くとれるからと選んだ新しい職場でしたが、一年の半分以上は繁忙期で残業が多く、なかなか育児に参加できない日も続きます。
妻の負担を減らしたい。
日々成長していく息子のそばにもっといたい。
時間かお金。
どちらかでも費やすことができるなら少しは良くなるのに。
何もできない自分が情けない。
なんとかしなければ。
いままであまりお金に欲がなかった私ですが、このとき初めてもっと稼ぎたいと心から思いました。
そして同時に時間の大切さにも気づきました。
時は金なりという言葉がありますが、時間はお金よりも大切だと思っています。
いままでの価値観を手放して
どうしたら時間とお金、両方を手に入れられるか。毎日考え続けました。
そしてそれこそが、家族の笑顔に繋がることだという確信があったのです。
読書は人生を変える
人生を変えたいと思ったとき、あなたならまず何をするでしょうか。
一番有効な方法をあげるとするなら。
それは自分の憧れの人を見つけ、できるだけその人と行動を共にすることです。
目標や理想がしっかりと明確ならば、よりそれに近い環境を探して転職や引越しをすれば良い。
サッカー選手になりたいならまずはサッカー部に。
医者になりたいなら医大を目指す。
誰もが思いつくこと。
つまりそれが一般的な成功法則です。
が、しかし。
そもそも何がやりたいのかわからない。
独身ならまだしも結婚して子供もいる。
そんな状況でようやく人生を考えるきっかけができたとしても
簡単に引越しや転職なんてできるわけないですよね。
そうして悶々としながらも
仕事、家事、育児。やらなければいけないことに追われ、結局何も変わらない。
こんな人が多いのではないでしょうか。
私もそうでした。
そんな時、ぜひ試してもらいたいこと。
それは本を読むということです。
なんだ、そんなことか。と思ったそこのあなた。
読書は人生を変えます!
よく耳にする言葉だけど、これは本当なんです。
簡単な話。思考が変われば現実も変わるからです。
そうは言っても、本を読む時間なんてない。
文字を見ると眠たくなる。
そんな人におすすめなのがオーディブル。
本を朗読してくれるやつね。
探せば隙間時間ってけっこう見つかるものです。
聞くだけなら何か作業をしながらでもできますよね。
私の場合は片道30分の通勤時間に聞いてました。
何かを変えるきっかけになるかなと軽い気持ちで始めましたが、一週間、一か月と続けていくうちにどんどん本の魅力にはまっていきました。
とにかく習慣化することが大事。
通勤時間のときに聞く。これを続けるだけで年間100冊くらいは聞けるんです。
僕は紙で読みたい派。
オーディブルでなくてもいいのです。YouTubeやブログなど無料で手に入る情報もたくさんあります。自分にあったやり方で構いません。
とにかく100冊の本を読んで何が起こったか。
それは自分の中の革命です。
本を出している成功者の実体験を頭の中で疑似体験する。
こんなことを毎日やっていたら、変わらないほうが難しい。
気づいたときにはすでに自分の思考は成功者のものへと変わっているのです。
いつの間にか「できない」が「できる」に。
自然とそう思えてくるんです。
オーディブルの回し者じゃないよね?
ままごとキッチンと息子の笑顔
自分の中で徐々に変化が起き始めていたころ、私の未来を決定づけるできごとがありました。
それは息子が1歳半を過ぎたころ。妻からの唐突なリクエスト。
「息子のためにままごとキッチンを作ってほしい」
正直このときまで、ままごとキッチンを意識したことなんてほとんどありませんでした。
いろいろと調べて見ると、様々なタイプのキッチンがあることに驚きます。
息子が遊んでる姿を想像するとワクワクしました。
二つ返事で承諾し、さっそく作業に取り掛かりました。
職場で余った材料を使い、ネットで得た情報を手がかりに見よう見まねで手作り。
すると、どうでしょう。
え、
なんか楽しい
気楽に始めた日曜大工気分の作業でしたが、だんだんと夢中になっている自分がいました。
たまにはこういうのもいいな。
息子が遊んでくれなかったらどうしよう。という不安もありました。
当初の予定よりこだわりすぎてしまったキッチンを、おそるおそる息子にさしだしてみる。
すぐに駆け寄ってくる息子。
確かめるかのように蛇口に触れる。
そして、
満面の笑み
おめでとう。
もの作りと子供の笑顔。
自分の好きと好きが合わさるとこんなにも嬉しいのか。
毎日のようにキッチンで遊ぶ息子を眺めていてようやく自分のやりたいことに気づくことができました。
子供が喜ぶ家具やおもちゃを作りたい!
本気でそう思いました。
全てが繋がった気がしたんです。
点と点がってやつか。
起業への道
きっと今までの自分だったら、ここで終わってたでしょう。
楽しいけど、これを仕事にしたいなんて発想すらしなかったと思います。
好きなことやって生活できたらいいよね。でも普通に考えて無理でしょ。
稼げるわけがない。
一番好きなことは仕事にしないほうがいい。
まずできないと決めつけると、できない理由をいくつも考え出すのが人間なんです。
脳は検索エンジンと同じ。
きっとそんな言い訳をして自分の感情にフタをしていたでしょう。
でも、成功者のマインドは違います。
まず、自分の好き、わくわくを一番大事にする。
そこから理想の未来をイメージする。
私の場合は、こどもの笑顔から幸せが広がっていく。
そんなイメージを大切にしています。
時間とお金、そして充実感。すべて満足したいならそう望めばいいのです。
そしてそれは、決して夢物語などではなく、現実に起こりうることなんだと自分に言い聞かす。
すると何が起こるか。
思考がいつのまにか「どうすれば実現できるだろう」に変わっている。
できるアンテナをたてるとプラスの情報が勝手に入ってきます。
私は好きなことで起業する。
そうしてまず、未来を決めました。
そこからの逆算でいまやるべきことがわかります。
だからブログ始めたのね。
自分の好きに気づけるということはとても幸運なこと。
これを読んでくださっているあなたのなかに、少しでもワクワクの種があるのなら。
どうかその気持ちを大事にしてください。
cowalaの理念
長くなってしまいましたが、ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます。
最後に私の理念について書かせてください。
それはずばり、
こどもが笑うと嬉しくなる
です。
大人でいることって実は大変。
仕事、育児、家事。やらなければいけないことに目をむけてばかりいると少しづつ心は重たくなっていきます。
そんな時、こどもがふわっと笑ったら。
なんだか少し心が軽くなりませんか。
純粋無垢な瞳、圧倒的な好奇心。
ずっと、忘れていた。でも、自分の中にも確かにあった。
そんな感情を思い出させてくれます。
子供が笑うとあなたもわたしも嬉しくなる。
これって単純だけどすごい発見じゃないでしょうか。
私がつくった家具で子供を喜ばせることができるなら。
きっとその周りの人たちにも笑顔は広がって。
やがてそれはより良い社会へと繋がっていく。
それこそが私の願いであり、喜びなのです。
自分の為、家族の為、そして社会の為に。
こどもの笑顔を届けたい。
cowalaをどうぞよろしくお願いします。