⓪ことば貯金始めます。
こどもが笑うをテーマに記事を書いてます。
ことば貯金って何…?
突然ですが。あなたは貯金してますか?
人生は何が起こるか分かりません。
もしもに備えたお金は必要ですよね。
守るべき家族がいるならなおさら。貯金に加え、きっと多くの人が様々な生命保険にも加入してるでしょう。
保険の勧誘ですか?
もしも、突然自分がこの世からいなくなったら。
残された家族のために、少しでも多くのお金を残すことはとても大事なこと。
愛する家族の笑顔がこれからも続くように。
でも、もう少し深く考えてみてほしいのです。
子供と過ごす時間の大切さ
私には現在2歳の息子がいます。
徐々に話せる言葉も増え、日に日に逞しく育っています。
子供って可愛いですよね!
育児に疲れイライラしちゃうことも度々ありますが、子供は無償の愛を教えてくれる存在です。
できることならずっとそばにいて成長を見守っていきたい。
親なら誰もが思うでしょう。
大きくなったら一緒にやりたいこともたくさんあります。
キャッチボールやキャンプ、二人でお酒を飲んで語り合ったり…。
楽しみがいっぱい!
でも、ふと思うんです。
それが叶う保障はどこにもないんだなって。
もし子供と過ごせる時間があと一年しかないとしたら?
焦りますよね。
成人の時や結婚式の日。門出の言葉を贈ることすらできない。
社会人となって初めての壁に悩んでいる子供に、アドバイスをしてあげることもできない。
きっと何もできない自分がもどかしい。
子供と過ごせる時間はとても貴重なんです。
それは家や車、家電なんかとは比べ物にならないくらいの価値があるんです。
親の役目、子供に遺したいもの
もし明日自分の人生が終わるとしたら。
残された息子は何を思うだろう。
二歳とはいえ最初は生活の変化に戸惑うでしょう。
しかし私との思い出は徐々に薄れていき、やがて全て忘れてしまう。
考えただけでも悲しい…。
多くのお金があれば残された妻と息子の生活は守れます。
しかし、父親の役目とは。はたしてお金を稼ぐことだけでしょうか?
答えはNOです!
私は父親として子供に様々なことを伝えていきたい。
人生に悩むとき、やがて来る節目に少しでも君の力になってあげたい。
心からそう思います。
現在を全力で過ごすことも大事だね。
私は子供のために、何が残せるのか真剣に考えました。
そこで思いついたのが【言葉】を残すということ。
動画はちょっと照れくさい。
手紙もなんか恥ずかしい。
でもブログなら。こつこつできそう。
自分の子供に伝えたいことをなるべく客観的に捉え、多くの人に届けるように書いてみたらどうだろう。
と思いつきました。
もしもに備えて言葉を貯める。
つまりそれがことば貯金です。
子供に伝えたいこと。自分なりの応援。
困ったとき読んでもらいたい本。
観てもらいたい映画。
おすすめの音楽。
もしものとき、いつでも親の存在を感じられる。
そんな言葉をこつこつと貯めていきたいなと思います。
いつか直接伝えられたらそれが一番ですね!
ことば貯金のすすめ
子供を持つ親御さん。日頃思いついたこと、これだけは子供に伝えたいこと。
どんな形でも良いので残すということを考えてみてはいかがでしょうか。
あなたがこれまで経験してきたこと。
仕事や恋愛、友人関係。人生のあらゆる場面で様々な喜びや悩みがあったはずです。
また、あなたが感銘を受けた本や映画。音楽など。子供にも薦めたいものってたくさんありますよね?
世の中にはたくさんの情報が溢れていますが、親から語られる言葉が一番心に響くのではないでしょうか。
とはいえ、日常に追われているとなかなか先のことを考える余裕なんてないですよね。
そんな方はまず一行でも良いので一日の感想を書いていくことをおすすめします。
自分の為で構いません。
実際日記をつけるというのは人生にとても良い影響をもたらす習慣になると思います。
そして余裕が出てきたら、いつかこの文字を子供が読んでくれている。
そんな想像をしてみると良いでしょう。
ちょっとだけワクワクしませんか?
正直めんどくさい。
それも少しハードルが高いなら。
自分の好きなことをランキング形式で書き残してみるのも良いかもしれません。
好きな漫画ランキングとか。
泣きたいときに観たい映画ランキングとか。
そんなこと書いて意味あるの?
どんなことでもあなたが書き記したものは、全てあなたが生きた証なんです。
あなたがこの世からいなくなった時、残された人にとってあなたを感じられるものは過去の記憶とあなたが残した形あるものだけ。
子供にとって親はとても大切な存在です。
一緒に過ごした記憶をできるだけ多く残せるのが理想ですが、それが叶わないときもある。なにかを記すというのは子供のための保険にもなるのです。
考えてみてください。
知らない人の日記は読みたいとは思いませんが、自分の親、先祖が子孫に伝える文を残していたとしたら。
あったこともない何世代か前の先祖が書いた、【人生を有意義に生きるためのおすすめ習慣ランキング!】とか。
少しは興味ありますよね。
見たいかも。
自分と同じ年の頃、どんなことを考えていたのか。
同じ悩みを抱えていたと知るだけでも気持ちが和らぐこともあります。
あなたのパートナーや友人が思い出を代弁してくれることもありますが、一番伝えたいことはあなたの言葉でしか表せられません。
立派なことでなくても良いのです。直接言えないことも文字なら伝えやすいですよね。
むしろ失敗から学ぶことのほうが多い。
大事なことは直接面と向かって話し合えるのが理想ですが、なかなかそんな機会は作れないんじゃないかと思うんです。
それにいろいろな悩みが出てくる思春期や反抗期に親のアドバイスってなかなか素直に受け止められないですよね。
でもそんな時【ことば貯金】があれば。
「お父さんの考えはここに全て書いてある」そのことだけ伝える。
何か悩みにぶつかったとき、自分で調べ読んでくれるかもしれない。
人から無理やり詰め込まれるアドバイスより、自発的な行動だからこそ響くこともあります。
例えそれが時代の変化に追いつかず、的外れなアドバイスになっていたとしても。
子供の為を想って何かを残そうとした。それで十分ではないでしょうか。
親が自分の為に言葉を残してくれてたら、嬉しいよね。
子供の笑顔のために
家や車には保険をかけるのに。
自分の大切な言葉には保険をかけない。
考えてみるとおかしな話です。
子供にとって親の言葉には、どんなにお金を積んでも手に入らないほどの価値があるのに。
お金に遺志は宿せません。
あなたの存在を示す何かはときに、お金以上に大切な心の支えとなってくれるでしょう。
この記事を読んで少しでも共感してもらえたなら。
あなたが何か一つでも大切なお子さんの為に書き残してくれたら。
それがいつかの子供の笑顔につながるかも。
【産まれて来てくれてありがとう】
この一言だけでも十分にあなたの愛情は伝わると思います。
さらにこのお守りはいくら使っても消えることはありません。
しかも無料でできちゃう。
どうですか、ことばの貯金始めたくなってきたんじゃないでしょうか?
やっぱり勧誘。
この記事が。わたしのふとした思いつきが。
いつかの誰かの笑顔につながったら嬉しいです!
そんな感じで。
ことば貯金始めます。