①生きてるだけで価値があるのか。
いつか子供に伝えたいことを発信しています!
あなたのことを大切に想っている人からの言葉。
そんなふうに読んでみてね。
二歳半の息子が隣ですやすや眠っています。
いつかこれを読んでくれる日がくるだろうか。
それが何年後だろうとこれだけは変わらない。
【産まれてきてくれてありがとう】
学校や職場、がんばってもなかなかうまくいかないときってたくさんあるよね。
ひどい言葉をあびせられて自尊心が傷つけられたり、真面目な人ほど自分を責めたりする。
そんな自分の価値を信じられなくなったときに読んでほしい。
今回はそんなお話。
自分の価値は誰が決める?
親ならば。いや、少なくとも私にとって。
子供の命を守ることは何よりも優先すべきこと。つまり私がこの地球上で最も価値を感じているのは子供ということになる。
価値というとお金とか物に対して使うイメージですが、ここでの価値とは自分がどれだけ大切に思っているかということです。
だから、もしいつか子供に「僕は価値がある人間なの?」
なんて聞かれたら、迷わず「そうだ」と答えるでしょう。
子供に愛を伝えることはとても大事なこと。
でもそれはあくまで私にとっては価値があるということです。
子供が本当に求めていることはなんだろう?
もう少し深く考えてみましょう。
仮に子供が学校で馬鹿にされて泣きながら家に帰ってきたとします。
親のひいき目な優しい言葉で慰められても、翌日学校に行けばまた馬鹿にされる。
これでは本当に自分に価値があるなんてとても信じられないでしょう。
じゃあどうするか。
答えは簡単。自分の価値を人に委ねない。つまり「自分の価値は自分で決めろ」です。
絶対的な価値を知る
「自分で価値を決める」答えはシンプルですが、実行するのは意外と難しい。
誰かに褒められれば嬉しいし悪口を言われたら落ち込む。
これは当たり前。どんなに大人になっても感情に上下はあります。
そこでやってしまいがちなのが感情と自分の価値をセットにしてしまうこと。
これでは株価と同じです。
自分の価値が毎日変動してるなんて考えただけでも疲れますよね。
そうならないために。自分には絶対的な価値があるんだとまず信じてもらいたいのです。
価値には2種類の考え方があります。
【相対的価値】他人との比較ができる価値観
(学歴・年収・地位など)
【絶対的価値】他人に左右されない、普遍的な価値観
(自分が大切に思うこと・もの・人など)
なんか難しい。
わかりやすく説明します。
自分が他人から何を言われても好きだと言えるものを思い浮かべてください。
スポーツや趣味のギター。お気に入りのおもちゃやアニメのキャラクター。感動した映画や本など。
また、友達や家族、恋人も良いですね。
そこであなたが大切に思っているものに対して、知らない誰かが悪口を言ったとします。
はい、むかつきますよね。それは感情なので仕方ない。
でも、むかついたからといってあなたの大切なものに対しての価値は変わらないはずです。誰になんと言われようと好き。
これがあなたが決める絶対的な価値です。
息子はだだんだんが大好き。
何かを大切に想う気持ち
自分には大切にしているものなんてない、という人はまずそれを見つけることから始めると良いんじゃないかと思います。
他人の評価に左右されないほど好きなもの。ありますか?
じっくり考えてください。
言い換えれば、世界中を敵に回しても好きでいられるかってことです。
どうですか?けっこう難しいですよね。
自分が長年愛用してきたもの。他人にとって価値はなくとも自分はこれが好きなんだ。
そう信じていても、それを批判する人が百人、千人、一万人…
出てきたら。こんなもの捨てちゃおうかって思ってしまうかもしれません。
できるだけネガティブな意見は遠ざけましょう。
もちろんこれは極端な例ですが、要はそれぐらいの絶対的な価値を感じてもらいたいのです。
私はそれの本当の意味に、自分の子供ができたとき初めて気付くことができました。
実はこの感情を知ることが重要なんです。
この大切な存在を知ることは、同時に自分を大切に思うことに繋がります。
自分が大切に感じているものを自分に重ねてみる。
大切なものに触れるように自分に触れる。
よく【人の振り見て我が振り直せ】とか【鏡の法則】だとかいう言葉がありますが、
これは一つの真理であると思っています。
他人を大切に想えない人は自分も大切にできていない。
他人を学歴や地位など相対的な価値観でしか測れない人ほどプライドが高く、自分が社会的に落ちぶれた時、立ち直ることができません。
だからこそまず何かを大切に想う気持ちを知ることが大事なんです。
子供の存在が教えてくれたこと
私はもともと自分の気持ちをさらけ出すことが苦手でした。
自分の意見が否定されたらどうしようとかつまらないことを言って場をしらけさせたくないとか、そんな理由です。
これを私の中の大切な存在。つまり子供にあてはめてみるとどうなるか。
子供が、何かしたい!これが欲しい!と自分にお願いしてるのに、私は周りの顔色をうかがって子供の言葉を無視する。
こんなことを繰り返していたら、すぐ子供(自分)に愛想をつかされるでしょう。
そしてやがて、子供(自分)は本音を隠すようになる。
自分の気持ちがわからなくなる状態です。
よくわからん。
ややこしいけどついてきて。
しかし、自分の中の大切な存在が、目に見える形(子供)で現れたことによって私の価値観は大きく変わったのです。
子供の話に耳を傾けるように自分の気持ちにも寄り添う。
子供の体をいたわるように自分の体を大切にする。
どうでしょう?少しは伝わったでしょうか。
微妙…
ここまでのまとめ。
・自分に価値を見いだすために自分を大切にする。
・自分を好きになる。
・それができないときは、まず外に目を向けて大切なひと・ものを探してみる。
・大切なひと・ものを自分に重ねる。
自分にご褒美を
そうは言っても長年自分の価値を信じられなかった人が、いきなり今日から自分大好き!なんて無理がありますよね。
信頼を得るにはそれなりの時間が必要です。
いままでの行動を改めましょう。
徹底的に自分を大事にするのです。
大事な人にプレゼントするような気持ちでたまには自分にもご褒美を。
ちょっと贅沢なランチをしたり、おしゃれな靴を履いてみたり。
自分の価値を私は認めてるって、自分にアピールする。
それを意識して続けていくうちに、自分が自分を認めてくれる日がきっとくるんじゃないかと思います。
自分の価値を高めるために資格の勉強をしたり、会社で出世を目指す。
それ自体は悪いことではないですが、もしそれが他人からみた自分を意識してのことなら、自分を大切に想うという価値観からは少しずれているということを自覚してください。
あなたがありのままの誰かを想うようにありのままの自分を認めてあげる。
私もまだまだ自分を信じきれていないですが、これを意識して生活するだけでも少しは楽に生きられるようになると思っています。
だめな自分も受け入れよう。
生きてるだけで価値があるのか
ここで今回のタイトル。
【生きてるだけで価値はあるのか】という質問について考えたいと思います。
いつか息子に聞かれる日がくるのだろうか。
気楽に生きようぜ。
私の答え。
「あると思えばあるし、ないと思うならないよね」
ずるすぎるでしょ。
そしてこう尋ねます。
「ただ存在してるだけで、君が心を動かされるものはある?」
それは、花や海。音楽、映画、親、兄弟、友達、恋人。
どんなことでも良い。
他人からの評価や価値観に左右されない、君だけの感情が何かそこにあるとしたら。
それがきっと君にとっての価値。
それを見いだせたなら。
その価値は君自身の価値に等しい。
君が心から素晴らしいと想う気持ち。それ自体が価値であり、その価値を生み出したのは紛れもなく君自身なのだから。
綺麗ごとのように聞こえるでしょうか?
でもきっとここまで読んでくれたあなたなら、少しは私の気持ちが伝わってくれていると信じています。
どうか自分を大切にしてください。
終わりに
将来君が自分を信じられなくなった時、一度立ち止まってほしい。
ここに書いた私なりのアドバイスを参考にしても良いし、
自分なりの答えを探し出すのも良い。
私の願いは一つ。
君が自分の価値を信じられる大人になってほしいということ。
そしてそんな良い大人の手本を君に見せられるように、パパも頑張らねば!
と、思う。